しろくまブックス

本のこと。嵐のこと。すきなこと。

読書

スナック「コペルニクス的転回」命名の謎

先日出張先の街中で「コペルニクス的転回」という名のスナックを見つけた。 実は数日前から私の頭の中でこの名詞がグルグルと回っていたため、非常に驚いた。あまりの出会いに漫画みたいに目をゴシゴシ擦ってみたね。そしてその場でAmazonへオーダーしたのが…

ペッパーくんの野望

自分に感情がある事がほとほと嫌になってしまう時、いっそアンドロイドやロボットのように無機質になりたいと思う事がある。でも今のアンドロイド界はそんなもんじゃないらしい。NHKスペシャルの羽生善治さんが人工知能について探るっていう番組が興味深すぎ…

電気羊の夢をみる

少しの空回りも許されないなら、いっそロボットでも雇えばいい。ほんとに中間管理職って辛いよね。嵐だって辛いよね←嵐はエグゼクティブ中間管理職、比べる次元が違う。いっそロボットになってしまえれば楽なのかと思いきや、アンドロイドにもなんだかんだと…

白河夜船

この前友人と話してました。色々あって読書欲がすっかりなくなったとか。読みたいと思っていた本に急に魅力を感じなくなってしまったとか…はいはいはい。言ってましたよ。←投げやり積んであった本の山にワクワクしなくなったし読みたい本がなくて逆に楽にな…

あみ子に名前も顔も覚えてもらえなかった少年の思いを代弁する

子供の頃、あみ子と少し似た友達がいた。彼女はいつも教室のカーテンに隠れていた。白くてかわいい手がいつも見えていてすぐに先生に見つけられていたけど。私はカーテンに隠れている彼女がとても好きだったし無理矢理に引っ張りだしても意味がない事が分か…

実は、たべるのははやい

発売前からとても話題になってた文学誌の創刊号。タイトル眺めながら白飯食べられるくらい面白い。発売直後にある人から、「面白すぎて鼻血出てるなう」というメッセージを頂いたりしたらもう期待しかないよね(≧∇≦)やっと届いて読み始める。私の場合、鼻血…

やっばい、やっばい

あまりの面白さに持てる全ての時間を投入して全力で読んでしまった…500ページを一日で読み切るなんて、久しぶりの全力疾走疾走で体力回復のための休日がとんでもないことになっている。もう私、何かおかしいのかもしれない、←前からそれは分かってた。読みた…

青山どこ?

だいたいの本は古本屋さんで買っている。その中でも最低価格、一円で売られている本でもいかに素晴らしい本があるかということを伝えたい。一円シリーズ←今考えた。今回のはこちら、表紙からも見て分かるように錚々たるベストセラー作家が名を連ねていて、誰…

神との和解

むかし台湾の有名なお寺で、願い事が叶うかどうか台湾式の占いをさせて貰った事がある。その結果…「お前は神を信じてないから無意味」そんなある意味神からケンカ売られたようなお告げを得た私が生まれて初めて伊勢神宮へお参りに行ってきましたよ〜信じてな…

星野道夫というひと

私は彼について一言で表す言葉を知らない。彼が紡ぐ写真も文章も、「こうである」と語ることがどうしてもできない。彼が過ごしたアラスカという地を通して、地球上にあるすべてのものの本質を、じっくりと時間をかけて、様々な語り口で、彼自身の言葉と、時…

三島由紀夫

出張のたびに子供達の為に泊まり込んでくれる母、読む本の趣味は違うけど私の読む本を見て私の精神状態を把握しているらしい。そんな母をギョッとさせたのがこの本。「三島由紀夫なんか読んで、この子は大丈夫かしら」←三島に謝れ大学生くらいならまだしもこ…

私を離さないで

この本について書くのは何度目でしょう。日本版のドラマが進むにしたがって原作をまた読んでみたくなったのに、なぜか本棚に見当たらず無くしたと思っていたら実家の母が読んでいた。ミステリ好きの母は「淡々としててつまらない」と言って私がこの本をどれ…

ニーチェ先生にまさかの軍配

今クール毎週観てる「私を離さないで」。本当にもう暗〜い重〜いドラマで、取り扱うテーマのせいか視聴率もイマイチらしいですが、私は楽しみに観てます。私は原作主義者ではないのでドラマも楽しい。ドラマでは、生命を扱う倫理みたいなところに大きな大き…

稲垣足穂の世界

こんにちは。息子に続き娘もインフルに感染し、慌てて自分のためのインフルの予防薬を医者に頼んだが「あんたはインフルくらいでは死なない」と処方を拒否られたしろくまです。いいえ、確かにインフルでは死なないかも知れません。でもここで私がインフルに…

「少年の日の思い出」の思い出

医者なんていうやつは、ろくでもない変態野郎ばっかりだ!…と思い込んでいた(今でもちょっと思ってるけど)若すぎたあの頃に出会ったある精神科医のことを思い出したのは、朝からテスト勉強していた息子の一言がきっかけだった。国語の教科書では定番のヘル…

なんだよー?神の恩寵ってよー?

私はこんな境遇なので、(いつか詳しく説明するかも)離婚を考えているご夫婦から相談されることも多くて、1年前ある夫婦(と間男)から言われたことが忘れられない。 離婚したあと、女性が自立して生きていけるかということについて、 夫は妻にこう言った。…

こんなんだっけ?エリンギパスタ

吉本ばななの小説「キッチン」に出てくる主人公のみかげが、レシピ本を見ながら料理するシーンがあって、そこんとこが大好きだ。料理研究家を目指す彼女は、家庭でやるような目分量を許さず全ての材料や調味料をきっちり図り、時間を計算し、レシピ通りに料…