こんなんだっけ?エリンギパスタ
吉本ばななの小説「キッチン」に出てくる主人公のみかげが、レシピ本を見ながら料理するシーンがあって、そこんとこが大好きだ。
料理研究家を目指す彼女は、家庭でやるような目分量を許さず全ての材料や調味料をきっちり図り、時間を計算し、レシピ通りに料理をすることで料理の勉強をした。きっちりと計量してその通りに作るということは簡単なようで実はすごく難しい。自分の考えや経験、習慣を全て殺してそのレシピに従わなくてはならないから。
そんな作業を丸ごとひとりでやり遂げた彼女を本当に尊敬している。
一方私はそういうことをやり遂げる才能も気力もない、学習もしないから、お料理に関してもその他に関しても同じ失敗を繰り返す。
今日は今話題のエリンギパスタを作ってみた。思い描いたイメージだけで作ったからか、テレビで見たのとは随分と違ってしまってショックを受けている。家人もドン引き、料理は人を表すってのはよく言ったもんだね。