しろくまブックス

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あんな度肝なら、何度でも抜かれたかった 〜Japonismアリーナツアーに寄せて〜

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嵐のアリーナツアーが明日から始まる。
元々の狭き門はすでに門なんてものじゃないよな、障子に開けた穴くらいかな?

運良く去年のドームツアーに行くことができた私は案の定落選。この汚い顔も送り損という事になった。(せめて厳重に管理して下さい事務所さん、あの5人には見せないでくれ頼む)

落選して暫くは落ち込んだけれど、ここ最近はまたJaponismを聴き始めた。あのアルバムは近年で一番だと思うしドームツアーも忘れられない。(でも、そろそろメモリがヤバイからDVD早よ)
初めてアルバムタイトルと布袋さんの歌詞を聞いたときはあんな政治と経済の野望渦巻くインバウンド産業を背負いまくったアルバムもないと斜に構えていたけれど、発売後はアルバム全体のあまりの完成度に東京方面に向かって拝んでしまった。ありがたやーって。

あの世界観をさらに昇華させたのがドームツアー。名古屋の初日、といえばツアーの初日。ここに参戦する私はこの後に及んでも日本の和をモチーフにした演出に正直不安ばかりだった。しかしその後コンサートが始まってすぐ、私のそんなステレオタイプでしか物事を考えられない貧弱な想像力を大いに恥じることになったのだけど。

いくら耳を塞いでも、シャットアウトしても情報の方からどんどんやってきてしまう現代で、なんの情報も無くびっくり箱のような新鮮な驚きをもって楽しめるのはツアー初日だけの特権である。
めくるめく3時間、魅せる・聴かせる・弾けるのメリハリがはっきりした構成の中、ドームの津々浦々に目を凝らし5人の気配を追いかける4万5千人。一年で最も視力と勘をフル稼働させて疲労困憊のババアがここにひとり。日本の和をモチーフにした演出は私の想像の遥か斜め上だったし彼らの考え抜かれ、選び抜かれ、魅せるための努力の賜物はそれを感じさせない、それはそれは素晴らしいエンターテイメントだった。

またペンライトの無線制御は座席毎にペアリング用のICタグが用意され、デジタリアンの時よりもひとつひとつのペンライトの制御が可能になった、その光の演出はもう圧巻としか言いようのない光の渦。その光の瞬きは無限の色と模様を作り出して私達は制御されっぱなし。なんならこのままずっと制御されていたいと思うほどだった。

毎回毎回、これ以上はないと思うほど楽しくてハッピーにさせてくれる嵐のコンサート。だから毎回が過去最高だと思える。まさに期待に応え、予想を裏切る素晴らしいライブだった。

明日から始まるアリーナツアー。
きっと今回も度肝を抜かれるような新しくかつ嵐らしい演出で楽しませてくれるのだろう。
とても行きたかった。
だけどドームに行けなかった人にもこの気持ちを体験して欲しいとも思う。
次はいつ参戦できるか分からないけれど、きっとまたいつか、度肝を抜かれに行きたい。そう思っている。